そもそもなぜ PDF なのか
.eml ファイルは保管形式としては優秀ですが、提示物としては貧弱です。案件ファイルに綴じられず、請求書の隣に置けず、メールソフトを持たない相手に渡せません。PDF ならできます。本ツールは保存済みメールをまとめて一度に変換します。EML ファイル、Outlook の .msg、そして MBOX 保存箱まるごと(そこから必要な通を選べます)。
この PDF が何であり、何でないか
これはメッセージのテキスト表現です。件名、ヘッダー群、本文、そして添付の一覧。あなたのメールソフトが描いたとおりの画像ではありません。画像は再現されず、CSS のレイアウトも表組みも再現されず、HTML しかないメッセージはまずプレーンテキストに変換されます(その場合ははっきり表示されます)。添付は一覧に載るだけで、埋め込まれません。ファイル自体が必要なときはメール添付ファイル抽出ツールをお使いください。
これを率直に言うことは見た目以上に重要です。記録を残すために作った PDF が、見た目の半分を黙って落としたうえでそれを告げないのであれば、PDF がないほうがましです。
描画は二通り、レイアウトは一つ
レイアウトは一度だけ計算し、あとは適した描画側に渡します。
テキストモードは PDF 標準フォントで、選択も検索もできる本物の文字を描きます。結果は一通あたり数キロバイトです。ただし標準フォントは WinAnsi(おおむね Latin-1)しか覆わないため、ギリシャ文字、キリル文字、ヘブライ文字、アラビア文字、そして日中韓のすべての文字は描けません。範囲外の文字は置き換えられ、その件数は隠さず数えて表示します。
描画モードは同じレイアウトをシステムのフォントでキャンバスに描き、各ページを画像として埋め込みます。どの文字も正しく出ますが、ファイルははるかに大きくなり、中の文字は選択も検索もできません。
自動は件名・アドレス・本文に実際に含まれる文字を見て選びます。描画モードを選んだ場合は、どのメッセージがそうさせたのかと理由を結果欄に表示します。
設定
A4・Letter・Legal、本文の文字サイズ、Helvetica・Times・Courier、ヘッダーの有無、添付一覧の有無、そして一通ごとの PDF か一括まとめの PDF か。生成された各ファイルはページ数とバイト数を表示し、単体でダウンロードするか、他とまとめて要約 CSV つきの ZIP で受け取れます。
プライバシー
メッセージの読み取りも PDF の生成もブラウザ内で行われます。何も送信されません。
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