このツールでできること
現代のオフィスファイルは文書ではなく、容器です。DOCX・XLSX・PPTX は、コンテンツタイプ表とリレーションシップグラフで結び付けられた XML パートの ZIP アーカイブです。ODT・ODS・ODP はそれとは別の ZIP で、代わりにマニフェストを持ちます。XPS は三つ目の種類の ZIP で、固定レイアウトのページが入っています。.pub と旧来の .doc は OLE 複合ファイル、CHM は ITSS ストレージ、MHT は RFC 2557 形式のメールメッセージです。このツールはそのすべてを開き、実際に何が入っているのかを見せます。
拡張子ではなくバイト列で判定します
拡張子は手がかりであって証拠ではありません。ファイルは名前を変えられていたり、別のアプリで書き出されていたり、拡張子なしでダウンロードされていたりします。このインスペクターは先頭のバイト列を読み、何に一致したのかを明示します。ZIP ベースのパッケージなら PK 03 04、OLE 複合ファイルなら D0 CF 11 E0 A1 B1 1A E1、コンパイル済みヘルプなら ITSF です。拡張子と中身が食い違う場合は警告します。
表示される内容
- 完全なパートツリー。各パートのサイズ、バイト列から判定した MIME タイプ、パッケージが宣言しているコンテンツタイプを表示します。
- ドキュメントプロパティ。Office Open XML のコア/拡張/カスタムプロパティ、OpenDocument の
meta.xmlフィールドと文書統計、複合ファイルの SummaryInformation プロパティセット。 - リレーションシップグラフ。関係 ID、種別、ターゲット、そのターゲットが解決される先のパート。ターゲットをクリックすればそのパートへ直接移動できます。
- パートビューアー。XML はインデントし直して色付け表示し(これらのパートは通常、非常に長い一行で保存されています)、画像は描画し、それ以外はダウンロードとして提供します。
指摘される点
[Content_Types].xml が宣言しているのにパッケージに存在しないパート。ターゲットが見つからない関係。どこからも参照されていないパート。ファイルの外を指す外部リレーションシップ。埋め込み OLE オブジェクト。マクロプロジェクト(vbaProject.bin)。暗号化された OpenDocument パッケージ。
プライバシー
ファイルが端末から出ることはありません。展開も XML 解析もプレビューもブラウザー内で行われ、アップロードもネットワーク取得も一切ありません。
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