5 つのボックスを、推測ではなく目で見る
PDF の各ページは最大 5 つの境界矩形を持ち、それらを取り違えることが、印刷所から仕上がりの合わない刷り物が戻ってくる原因です。PDF ページボックス編集は 5 つすべてを描画済みのページに色分けして重ね、TrimBox のずれや塗り足しの欠落を計算ではなく見た目で分かるようにします。
各ボックスの意味
- MediaBox — 物理的な用紙。ほかはすべてこれで切り取られ、どのページにも必須です。
- CropBox — ビューアーが表示する範囲。既定は MediaBox。
- BleedBox — 塗り足しを含む、印刷機に渡る範囲。既定は CropBox。
- TrimBox — 断裁後の仕上がりサイズ。印刷所が実際に必要とするのはこれです。
- ArtBox — 作成者が宣言した、意味のあるコンテンツの範囲。
MediaBox と CropBox はページツリーを通じて継承されます。残る 3 つは継承されず、本当に CropBox に戻ります。このツールは各ボックスについて、ページが指定しているのか、継承しているのか、既定値に落ちているのかを示します。存在しなかったボックスを「直す」ことは、ファイルを壊す現実的な手口だからです。
編集
ポイント・ミリ・インチで、1 ページ、1-3, 7, 9- のような範囲、あるいは文書全体に対して作業できます。
- 他のボックスからのオフセット — 辺ごとに拡大・縮小します。塗り足しはこの方法で加えます。BleedBox = TrimBox + 3 mm を、ボタン 1 つで設定できます。
- 正確な値 — 四隅を直接入力します。
- 用紙サイズ — A3・A4・A5・Letter・Legal・Tabloid を、基準ボックスの中央に配置します。
- 可視コンテンツに合わせる — ページを描画し、白でない部分をすべて囲む矩形をボックスにします。コンテンツストリームの解析ではなく測定であり、ツールもそう明記しています。淡い色もコンテンツとして数え、全面が白いページは何も返しません。
- 削除 — ボックスを既定値に戻します。
意味のある警告
MediaBox をはみ出すボックス(ビューアーはそこで切るため、はみ出た部分は決して表示できません)。BleedBox の内側にない TrimBox — 塗り足しが逆で、断裁面に白い筋が出ます。面積がゼロまたは負。誤った対角ペアで与えられた矩形 — PDF としては正当でも、多くのソフトウェアは 4 つの数値を素直に読んで負のサイズを算出します。そして印刷に回すファイルで TrimBox が無いこと。
想定ではなく検証
書き出したあと、生成されたバイト列を一から解析し直し、各ボックスを読み戻して要求値と比較します。結果表はページごとに変更前・変更後・検証結果を示し、その横に編集後の文書を描画します。
プライバシー
ファイルは pdf-lib と pdf.js を使ってブラウザー内で読み書きされます。アップロードは一切なく、元のファイルが変更されることもありません。常に新しい文書が書き出されます。
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