取り込まずに .ics を読む
iCalendar ファイルは受け取るのは簡単でも、中を見るのは簡単ではありません。カレンダーアプリは取り込んでくれますが、取り込みは一つの決断です。予定はあなたのカレンダーに入り、招待には代わりに返答がなされるかもしれず、ファイルが間違っていれば今度はそれを取り消す作業が待っています。このツールは取り込む代わりに、ファイルを開いて中身をそのまま見せます。
表示する内容
カレンダー自身のプロパティ——PRODID、VERSION、CALSCALE、METHOD、そして Google や Apple が書き込む X-WR-* 拡張——に続いて、すべての VEVENT・VTODO・VJOURNAL・VFREEBUSY を並べ替え・検索できる表で示します。
1 件を開くと、そのコンポーネントが持つものがすべて出ます。UID、SEQUENCE、DTSTAMP、CREATED、LAST-MODIFIED、CLASS、TRANSP、PRIORITY、CATEGORIES、URL、GEO、DESCRIPTION。主催者と各参加者の役割・出欠状態・RSVP フラグ・カレンダーユーザー種別・委任の有無。各 VALARM のアクションとトリガー。そして行番号つきの生のプロパティ行——解釈の陰に何も隠れないようにするためです。
アラームのトリガーは実時刻に解決します
トリガーは通常、イベントの開始(プロパティが RELATED=END を持つ場合は終了)を基準とした期間、たとえば -PT15M として書かれます。生の値と、それが解決した時刻の両方を表示します。生の値だけでは日付計算をあなたに委ねることになり、解決後の時刻だけではファイルが実際にどちらの書き方をしていたのかが隠れてしまうからです。
タイムゾーンと、オフセットの出どころ
.ics は実在の IANA ゾーン名(Europe/Vienna)を書くこともあれば、作者しか知らない名前(custom_America/New_York、あるいは Microsoft の Romance Standard Time の類)を書くこともあります。後者の場合、ファイルはオフセットを自ら記述する VTIMEZONE を携えています——観測ごとに 1 本の繰り返しルールがあり、時計がいつ切り替わるかを述べています。
TZID が実在のゾーン名ならブラウザー自身の IANA データベースから、そうでなければ埋め込みの VTIMEZONE からオフセットを取ります。どちらが適用されたかはゾーンごとに明示し、STANDARD と DAYLIGHT の各観測とそのルールも併記します。
TZID も末尾の Z もない時刻はフローティングです。ゾーンが選ばれるまで絶対的な瞬間をまったく持ちません。そうした時刻は、黙って UTC として扱うのではなく印を付けて示します。
添付
base64 でインラインに格納された添付はダウンロードできます。URI として格納された添付はテキストとして表示するだけで、取得は決して行いません。このツールはいかなるネットワークリクエストも行いませんし、取得すればファイルの送り主にあなたが開いたことが伝わってしまうからです。
壊れたファイル
正しいコンテンツ行になっていない行や、END で閉じられないままのコンポーネントは、黙って捨てずに行番号つきで報告します。
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